フルリモートで本当に生産性は上がるのか? フルリモートの功罪

このフルリモート日和の世の中、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。僕が今インターンで働いている会社もフルリモートになりました。

僕は今まで、なんちゃってリモートワーク、みたいなのは経験したことあったんですが、今回のような、ガチの、リモートワークは初めてです。やっぱり自分で体験すると、色々わかるものです。

僕はプログラマーなのですが、僕の場合、生産性は会社にいた頃と同じかむしろちょっと上がったぐらい、です。とはいえ、僕と同じようにリモートワークによって生産性が上がった、という人はそこまで多くなさそうです。

プログラマーでいえば、駆け出しレベルの方は、フルリモートによって結構キツくなったのでは?、と思います。

ということで、本記事では、フルリモートの功罪について、僕の実体験ベースで書いていきます。

僕が実感したフルリモートのメリット

5秒で出社・退社できる

やっぱりこれですよね。ベッドから出て5秒で出社、退勤ボタンを押して5秒で退社ができる、というのは最高です。

僕が今住んでいるところは、割とオフィスに近く、片道ドアtoドアで25分ぐらいなんですが、周りの人を見ると、大体30 ~ 60分ぐらい通勤にかかっている様子。しかも、その電車の中も、割とパンパンなので、本を読もうと思っても中々うまくできなかったりします。

そんな中、リモートになったわけで、必然的に1日に使える時間が増えるわけですよね。1 ~ 2時間ぐらい増える。これってめちゃめちゃ大きくない?っていう。

満員電車とかの劣悪な環境で30分、1時間過ごすのか、同じ時間を読書とか仕事に使うのか、では、天と地の差があります。

僕の場合はというと、元々通勤しているときでも、イヤホンで英語のニュースを聞いたり、kindleで本を読んだりしていたんですが、電車が混んでいて難しいときもありました。

リモートになってよかったのは、その時間を他の活動に充てることができることですよね。めっちゃいいです。

僕はこの記事を、朝のドトールで書いているのですが、本来ならもう通勤しているであろう時間帯です。リモートにあってから数週間、毎日朝30分ぐらいで、記事を書いているんですが、なんかめっちゃ捗りますw

自宅が最強の環境なので、そこで作業できるのが良い

僕がプログラマーということも多分にあるんですが、自宅の環境が会社のオフィスよりも充実しているので、そこで仕事ができる、というのが非常に気分がいいですね。

ディスプレイはもちろん、wifiも爆速ですし、昇降付きのデスクもあります。外付けのキーボードとトラックパッドで作業もできちゃう。最高です。

僕が実感したフルリモートのデメリット

とはいえ、リモートワークの全てが全ていいわけじゃないです。人によっては、これから上げるデメリットがメリットを大幅に上回る、というケースもあるはず。

ミーティングが大変。カオスになる

ミーティングは大変ですよねえ。

例えば6人のミーティングでも、結構カオスです。僕もインターン先でミーティングに出たりするんですが、リモートだと、みんなが同時に喋るとわけわからなくなる

対面の場合は、相手が喋りそうだな、みたいなモーションがわかるわけですが、リモートの場合はそうもいかない。

カメラをつなげた場合はなんとかなるっちゃなるんですが、全員がカメラをつなげると、めちゃめちゃ重くなるし、なんだかな、と。

画面共有も大変です。ファイルがたくさんあって、それを開くような場合はカオス。

雑談をふっかけづらい

隣の席にいる人にふわっと話しかけるのと、リモートでわざわざ相手に話をするのとでは、全然違いますよね。まあ、雑談なんていらねえ!仕事しろ仕事を!と言われればそうなんですが、雑談からアイディアが生まれることだってたくさんあります

特にプログラミングはそうですね。討論することでコーディングが捗ったりとか、認識をすり合わせたりとか、意外と多いんですよね。

フルリモートだと、本当に必要な会話しかしなくなる(雑談しまくる会社もあるんでしょうか?)ので、なんか味気ないなーと思うことはあります。

質問しづらい

特にプログラミングを初めてから日が浅い場合、質問をしないとわからないことがけっこうあるわけですね。で、隣の席とか、デスクの向かい側とかに座っている人に質問するのは、割と簡単なんですが、リモートだと、やっぱりそこがちょっと面倒だよなーと。

テキストベースのコミュニケーションだと、伝えられる情報量が少ない

僕はデジタルネイティブ世代ですし、しかもプログラマーということもあるんですが、やっぱり対面ベースのコミュニケーションのほうが好きなんですよね。

古い人間かよって感じなんですがw

なぜかって、やっぱり伝わる情報量が段違いだからなんです。声だけじゃなくて、身振り手振りとか、ファッションとか、表情とか、そういうのが諸々伝わる対面の方が、やりやすいなーっていう。

家だと誘惑に負けてしまう

これがリモートワークの最大にして最悪のデメリットでしょう。

確かに、出勤をしないのはメリットです。時間が増えますし。コミュニケーションも、オンライン上で全て完結します。

ですが、だからと言って仕事の生産性がシンプルに上がるほど、人間は合理的には作られてないんですね。

リモートワークの場合は、人の目がないわけで、やろうと思ったら勤務中にエロ動画だって見れちゃうわけです。スマホでTwitterをチェック、なんてこともできちゃうわけです。

リモートワークが向いている職業、立場

僕のインターン先でも、リモートワークの影響をあんまり受けていない職業・役職の人もいれば、生産性ダダ下がりだよー、っていう人もいます。そこらへんの違いについて、僕なりの分析とか考察をしてみます。

プログラマー

リモートワークとか関係ないじゃねっていう職業の第一候補です。プログラマーの場合、基本パソコンをばこばこ打ち込むだけなので、パソコンとwifiさえあるところなら、理論上同じ生産性が出せるよね、って感じです。

ただし、駆け出しエンジニアのような、質問をしないとわからないことが頻出するタイプ、自走力がないタイプの人はリモートワークがツライはず。

また、プログラマーの仕事の中でも、仕様をディスカッションしながら決めたり、みたいな場面では、さすがに実地のコミュニケーションの方が効率は高まると思いますね。

ライター

同じく、パソコンさえあればできる仕事なので、リモートワークどんと来い、って感じでしょう。

マーケティング

同上

リモートワークが向いていない職業、立場

職業柄、どうしてもリモートワークをやりづらい、というのはありますよね。あとはセキュリティの問題とか。

コールセンター

コールセンターはリモートワーク難しいんじゃないでしょうか。なんでって電話するからですね。自宅で電話するって、家の壁が薄いと周りに聞こえちゃうし、電話をかけられるような設備を整えないといけないし、で面倒くさいはず

ハードウェア系のエンジニア

ソフトウェアのエンジニアだったらパソコンさえあれば仕事になりますが、ハードウェア系だとどうなんでしょう。実機テストとか、あるでしょうし、大変そうですね。

Appleのハードウェアエンジニアも、大変らしいです(Appleは秘密主義なので、ガードが固く、ハードウェアのエンジニアは端末を家に持ち帰らせてくれないとかなんとか)

人を管理する立場の人(マネジャー)

指示を出される側は、リモートワークでもわりとすんなり順応することができます。しかしその一方、人に指示を出す側、マネジャーになるとどうなるでしょう。

マネジャーは基本的に、指示を出して、成果を受け取って、そしてそれらの成果を集約して、どん、と出す、みたいな感じでしょう。リモートになると何が大変って、今まで対面でバッと指示を出せばよかったものが、テキストなり電話なりに変わってしまったことでしょう。

やっぱり情報伝達の手段としては、喋りのほうがテキストよりも圧倒的に早いです。話す速度でタイピングできますか?っていう。もちろん、音声の書き起こし機能とかを使えば効率化は上がるんでしょうけど。

夜職

三密の最たるもの。フェイスtoフェイスじゃないと、面白くないですよね。ということで、職業の存在理由からして、リモートとは相容れないのは自明。

未来の会社の形

今回のコロナ騒動によって、世界の歴史はコロナ以前と以後に分断されてしまいました。これからの我々は、ポストコロナ時代を過ごすことになるわけです。

コロナによってリモートワークになった結果、誰が仕事をしていて、誰が仕事をしていないのか、生産性の高い低いが如実に現れてしまいました。

そして、フルリモートはキツイけど、部分的にリモートワークをするならいけそうだな、と感じている人も多いはずです。

幸か不幸か、コロナウイルスの世界規模での広がりは、我々に未来の仕事の形、会社の形を考えるきっかけになりました。そんな中、僕が考える、これが一番効率いいし生産性も高いだろうな、という仕事の形態を紹介します。

週3は出社、週2はリモート、みたいなのが増えてくるはず

フルリモートはちょっと大変だけど、部分的リモートワークなら全然いけるんじゃない、と思った皆さん、僕も同じ意見です。

ぶっちゃけ、毎日同じメンバーが同じオフィスに同じ時間にいないといけない道理ってないよな、と。週3日、みんなで集まってミーティングとかもこなして、残りの2日はリモートにしよう、みたいな働き方は最強な気がします。

週3リモート、週2出社でもいいです。

土日の概念を消滅させる(消滅させたい)

サービス業でない限り、基本的に土日は休みです。が、しかし。なぜこの時代、皆が皆、同じ曜日に休暇を取るのか。

非効率ですよね。ディズニーランドだって、土日にアクセスが集中するのに比べて、平日の余裕さはなんなんだって感じなんじゃないですかね。僕はあんまディズニー行ったことないので、平日が混んでるかとか空いているかとか知らないですけど。

水曜日から日曜日まで働く人もいれば、月曜から金曜まで働く人もいる。水曜と日曜に飛び飛びで休みをとる、なんてのもいいんじゃないでしょうか。

ただ、プロジェクトをすすめるにあたっては、メンバーは同じ日に休日をとったほうがいいですね。あれ、今日アイツは休みなのか、なんて毎回やるのは非効率すぎますし。そこはバランスを取りながらですね。

オフィスの縮小化

部分リモートの何がいいかって、オフィスの充填率が減るんですよ。そうすると、オフィスの規模に対して、より多くの社員を雇うことができる。逆にいうと、同じ数の社員に対して、オフィスの規模を小さくできる。

100人が入れるオフィスがあるとして、充填率60%、つまり週2日はリモートであり、皆がリモートにする日をずらすパターンですね。

この場合、この会社は最大で166人を雇えてしまうという。めっちゃ効率よくないですか。

話はそれますが、大体オフィスって、土日は空っぽじゃないですか。都内の一等地にしたってそう。なんかもったいないなーって思いますよね。なんか有効活用したい。オフィスに機密情報とかありまくりならアレですけど、今の時代、データは全部クラウドですし。

そんな感じの随筆です。