【IT革命は終わったのか?】全てがソフトウェアになる

IT革命はもう終焉を迎えたのか?

答えはNO。物語的に言うと、ようやく、始まりの終わり、というところではないでしょうか。

先日、「ソフトウェア・ファースト」という本を読んだのですが、良書だったので、感想がてら色々書いていきます。

日本のITシステムは終わってる

先日、「シン・ゴジラ」を見たのですが、あるシーンが非常に印象的でした。ゴジラが日本本土に上陸し、緊急事態ということで、偉い人たちが会議をする場面があります。

gozilla

この画像なんですが、何がヤバいって、「パソコン」が一台も見当たらないのです。全て紙。こんなの、書類をGoogle Driveに保存して、各自のパソコンなりスマートフォンなりで閲覧すればいいんですが、わざわざ書類を印刷し、それを配布し、というわけのわからない無駄な工程が存在しているわけですね。

ちょっと例が極端ですし、現実的ではないのですが、アメリカと比べてみましょう。

json bourne

これは映画「ジェイソン・ボーン」シリーズの画像なのですが、画像に写っている女性は政府の捜査官の1人なんですね。どこを見てもパソコン、パソコン、パソコンですよね。いや、映画を比べるなっていうのは至極もっともな反論なんですが、それでも根本的な違いがありますよね。

セブンペイ事件、ベネッセの個人情報流出事件、など、大手企業がIT関連の問題を起こしたことは、一度や二度じゃありません。そういうニュースを見るたびに、やれやれ、という気持ちになります。

大手のSIerとか、ITベンダーとかが案件を受注し、「コードを書かないで設計をする上流工程」が下請けに設計書を丸投げし、「下流工程」と呼ばれる人たちがせっせとコードを書く、設計と実装が分離されているウォーターフォール型のプロジェクトは、事実上破綻しているんですが、上流工程の会社が年々利益を出し、大きな規模に成長している、という状況があり、喜劇ですよね。

ソフトウェアを使って劇的に変わる業界はまだまだたくさんある

政治の分野は、ITにアレルギーを持っているおっさんたちがたくさんいます。ITの力を導入すれば、一体どれだけのムダが削減されるのでしょうか。

不動産とか、建設とか、そういう領域も、もっともっとITの力を使って成長していけるはずです。

弁護士とか行政書士とか、税理士とか、まだまだITの力を活用できていない人たちが多いでしょうし、病院経営とか、店舗経営においても、ITの力をフル活用できているとは言い難いでしょう(僕の地元の病院とか、不便すぎてやばかったです)。

そういう領域にITを導入して、労働時間を短くして生産性を上げて、みんなが幸せになればいいなぁと。

クラウドで全てのデータが管理できる

クラウドの何が素晴らしいか。どの端末を使っても、同じデータが手に入れられることであり、最新のバージョンに同期されたデータが手に入ることであり、複数人が同時にデータを編集できることです。

アカウントを作ってさえしまえば、後はスマホからでも仕事ができるようになる。これは最強でしょう。

ソフトウェアでハードウェアを設計する時代

ソフトウェアと対比されるハードウェアですが、そのハードウェアでさえ、ソフトウェアがないとそもそも設計すらできない、という時代に突入しています。

簡單な電子回路とかなら、手を動かしながらサクッと作れますが、産業レベルのものを作ろうとすると、シミュレーション機能などがあるソフトウェアを用いないと、そもそも設計ができないんです。

ハードウェアでさえソフトウェアで設計するのだから、他の産業でも、軒並みソフトウェアを使うようになるのは自明なのでは?、と思います。若干強引な論理展開ですがw

何をするにもソフトウェアを使う

文章を打つにも、表計算をするにも、チャットをするにも、電話をするにも、ソフトウェアを使いますよね。

タクシーをJapan Taxiでチャーターしたり、uber eatsでランチをオーダーしたり。旅行のチケットを取るときも、webサイトを使いますよね。webサイトだって、広義ではソフトウェアです。生活の全ての営みにソフトウェアが関わってきますし、これからもその流れは進み続けます。

この記事を書いているのは2020年ですが、これからは、国が担っている業務をいかにIT化するか、既存の商慣習で無駄なもの、効率が悪いものをいかにIT化できるか、というところに焦点があたっていく気がします。

特に日本はIT後進国なので、ここらへんのDX(デジタル・トランスフォーメーション)をいかに進めていけるかで、国の将来が決まってくるのではないでしょうか。個人的には日本が好きなので、もっとソフトウェアの力を使って、住みやすい国になるといいなぁと。